〈た行〉 ジュエリー用語/技法集 一覧



誕生石


誕生石                  

  日本 アメリカ
1月 ガーネット ガーネット
2月 アメシスト アメシスト
3月 サンゴ、アクアマリン アクアマリン
4月 ダイヤモンド ダイヤモンド
5月 ヒスイ、エメラルド エメラルド
6月 パール、ムーンストーン パール、ムーンストーン
7月 ルビー ルビー、アレキサンドライト
8月 ぺリドット ぺリドット
9月 サファイア サファイア
10月 オパール オパール、ピンク・トルマリン
11月 トパーズ、シリトン トパーズ、シトリン
12月 トルコ石 トルコ石、ジルコン




チャーム


リングやイヤリング、アンクレット(足首に付けるジュエリー)に付ける小さなペ ンダント状の
飾りのことをチャーム(charm)といいます。


チャームとは本来、魔除け、お守りと言う意味になります。


今は、自由にアクセサリーとして用いられています。


用途によって「イヤリング・チャーム」「ブレスレット・チャーム」などと呼ぶこともあります。


チャームは、ブレスレットのチェーンにもつけられますし、また安全ピン型の金属に付けて
ブローチのようにも使え、色々楽しめます。


チャームがたくさんついたブレスレットを、チャーム・ブレスレットとも言います。


通常チャームは、取り外しができるものを言います。


付け方は、大きめの丸カンを開いてセットするものもや、チャームにチェーンや
皮ひもを通す穴が開いているものもあります。 




艶あり(POLISH)


貴金属の光沢仕上げを「艶あり」や、「鏡面仕上げ又は鏡面加工」、「ポリッシュ」と言います。 表面がつるんとしてピカピカに磨きあげる仕上げです。




艶消し仕上げ(mat)


表面をザラっとさせてジュエリーの表面を曇らせる技法です。

テクスチャー(表面処理)は、ジュエリーの世界では、貴金属の光沢仕上げ(Polish)
以外の表面処理の方法で使われている言葉です。

テクスチャーを施すことで、表情豊かなジュエリーに仕上げます。

テクスチャーを表面全体に施したり、部分的に入れて光沢仕上げ(Polish)との対比で、
テクスチャーの効果をより発揮させたり、いくつものテクスチャーを組み合わせたりもします。

【砂梨地(すななしじ)又は、梨地(なしじ)】⇒梨の質感に似ていることでつけられました。
ジュエリーの表面に無数の小さな傷をつける技法です。

【ヘアーライン又は、筋目(すじめ)】⇒葉のジュエリーに使われている技法で、一定方向に無数の線を入れる技法です。

【サティーナ又は、サテン、布目(ぬのめ)】⇒ヘアーラインのアレンジで、交差する線で、網目模様です。

【槌目(つちめ)又は、ハンマー】⇒先の丸い小さなタガネで、貴金属面を打って沢山の丸い窪みで模様を作る技法です。

他にも、【溶かし】【引き目】【皮革(ひかく)】【粒金(りゅうきん)】など様々な技法があります。

このように艶消し仕上げ(mat)にも、様々な技法があり色んな表情を見せてくれます。




テクスチャー(Texture)


テクスチャー(Texture)は、貴金属の表面処理や、表面処理によって得られる質感の事です。

ジュエリーの世界では、光沢面以外の表面処理の意味で使われています。

光沢仕上げ以外を、「艶消し仕上げ」、「マット(mat)」と呼びます。

テクスチャーを施すことで、手のぬくもりを感じさせるような暖かい表情に変わります。

テクスチャーにも、種類によって様々な名前があります。

小さな点を無数に付けて曇らせる質感が梨の皮に似ている「梨地」、細い線を入れる「ヘアーライン」、
「葉脈」「布目」など色んなテクスチャーがあります。




デルフト陶器(De Mario Delfts blauw)


De MarioDelfts blauw(デルフト陶器)は、オランダのデルフトの街で作られ
る、とても有名な陶器です。


1512年にオランダで、スズ釉薬を用いて、陶器に絵付けされたのが始まりで、今
なお続く伝統ある陶器になります。


白色の釉薬を下地にして、スズ釉薬で彩色することによって、よりブルーがより
鮮明になります。


ブルーのお色もデルフトブルーと呼ばれ、とても美しく綺麗です。


オランダを代表する風車や風景など人気があります。




テニスブレスレット


周囲にダイヤモンドをセットしたパーツを連ねたブレスレットを1987年にテニス選手の
クリス・エバートさんが試合中に付けて活躍したことから、流行して「テニスブレスレット」と
呼ばれるようになりました。

ダイヤモンドだけではなく、多くのストーンがあしらわれた細めのブレスレットのことを
「テニスブレスレット」と呼んでいます。




ドレスクリップ



1920年からドレスクリップは注目を集め、1930年代から人気となりました。

フランスの高級ブランド、カルティエが1927年にドレスクリップの特許を取得しました。

1936年にはCORO(コロ)が2個のドレスクリップを組み合わせて1つにするとブローチにもなる
ダブルクリップ(ツインクリップ)を考え特許を取得します。

コロを含めトリファリ、ミリアムハスケル、アイゼンバーグ、メイザー/ジョマーズ、
マルセルブーシェ、ハッティ・カーネギーなど多くのジュエリーブランドが独自に
ドレスクリップを発表しました。

ブランドマークがついていないものもあります。

ドレスクリップは1950年代頃まで作られています。

ストールや毛皮を留めるに使われたり、ドレスのネックラインに付けたりしました。

ドレスクリップは、ヘアピンのようにクリップになっていて、クリップには突起があり、
しっかりと挟んで取れないようになっています。




トレンブラン(Tremblant)


フランス語の「震える」という意味から名付けられたトレンブラン技法は、身に着けると
動きに合わせて、パーツが揺れ動くジュエリーです。

花のモチーフによく見られます。

裏側にバネが付いていて、震えるジュエリーです。