〈な行〉 ジュエリー用語/技法集 一覧



ネックレスと基本のデザイン


ネックレスは、首に付けるジュエリーの事を言います。

ネックチェーンは、金属製で作られたものです。 


ペンダント、ロケットなど吊り下げるものにも使います。


ネックレスは最も早くつけられたジュエリーでお守りとして使われていました。


ネックレスの基本デザインは6つあります。


■『チェーン・タイプ』は2つのタイプがあります。

コイル・チェーンと呼ばれる金属線を曲げて輪状に繋げたものと、打ち抜きした板や棒状のパーツをつ
ないだブロック・チェーンと呼ばれるものです。

また、ボール・チェーンや、スネーク・チェーンのように一定の形のパーツを内側から繋いだものもあります。


■『連・タイプ』は真珠、半貴石のビーズネックレスのように玉がつながったデザインです。

糸や細いチェーンや、しなやかなワイヤーが中を通っています。

この通ったものを連と言います。真珠の場合は絹糸やナイロン糸が多く、この球の連なりを連相と言います。

「連相」がいいと言う言い方がありますが、これは玉のサイズ、色、キズ、形、光沢についてバランスが良いという意味です。


■『チョーカー・タイプ(ドックネック・タイプ)』首にぴったりつく幅のあるものです。

言葉の通り犬の首輪のようなデザインです。


■『ワイヤー・タイプ』金属の線が主体となったものです。

これに小さなチャーム(本来はお守りと言う意味ですが、小さなペンダントも言います)

を通してつける場合もあります。長さは首の付け根のくぼんだところが見えるくらいに付けるのが一般的です。


■『シャワー・タイプ』前部のパーツが外へ向かって開いているタイプになります。

ビブ(よだれかけ)・ネックレスとも言います。


■『ペンダント・タイプ』吊り下がるペンダントが付いた型です。

吊り下がった部分はダングリングとも呼ばれています。

小さなペンダントが直接ネックチェーンに付いた型です。


■『Yチェーン・タイプ』長いチェーンをアルファベットのY字状に組んでいるタイプです。




ネックレスチェーンの種類


『あずき』チェーンの基本型です。輪が丸いものを丸小豆といいます。

『喜平(きへい)』あずきの輪を90度ねじって両サイドを削ったものです。

『ベネチアン』はこの連なったチェーンカチッとして胸元に優雅なネックラインを描きます。

『ヘリンボーン』ニシンの骨に似ているのでこの名がつけられました。
シンプルでしなやかな曲線を描きます。

『スクリュー』ダブルの喜平をねじったチェーンで細い線のからみが軽やかです。

『渦巻き』Sカーブとも云い、渦巻きが連なったように見える事から名づけられました。

『マリン』ヨットに使われる船の鎖に似ています。

『エレガント』肌になじむやさしさで、表面をプレスするとでシャープでエレガントな面を作り出したチェーンです。

『ロープ』ワイヤーやパイプ状地金をロープ状に編んだチェーンです。
イエロー・ゴールド、ホワイト・ゴールドの2色使いもあり、大きなペンダントに似合います。

『フォックス・テール』狐の尾に似た柔らかさを感じさせることから名づけられました。

『ボール』ボール状のパーツをつないだチェーンでオースドックなタイプのチェーンです。

『切子』棒状のコマをひし形にカットして繋いだチェーンです。

『オメガ』ギリシャ文字のΩ(オメガ)の形をしたパーツを連結したチェーンです。




ネックレスチェーン長さの名称


『チョーカー』約35~39cm

『プリンセス』約40~43cm

『マチネ』約53cm

『オペラ』約71cm

『ロープ』107cm

チョーカーは、35cmと言われていますが、プリンセスに相当する長さが多いです。
当店でも、39cmまでをチョーカーとしています。