コスチュームジュエリーの歴史 & ジュエリーブランドサイン集 A~Z、数字
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<E>コスチュームジュエリーブランド&ジュエリーサイン集
Eisenberg(アイゼンバーグ) CJ1930年(1914)~
Eisenberg(アイゼンバーグ)は、オーストリア移民のジョナス・アイゼンバーグが1914年、シカゴで婦人服の会社を設立し、1930年代にドレスを飾るためのブローチなどの製作を始めました。
ジュエリー制作から始まった会社ではないところは、AVONと同じですね。
故国オーストリアのスワロフスキークリスタルを使ったコスチュームジュエリーは、服を買っていた顧客から大変な人気を集めました。
大胆なデザインと大きさ、すっきりとしたデザインが特徴で、特に40年代のモチーフジュエリーが評価されております。
今も語り継がれる個性豊かなデザイナーです。
サイン:1935年~1945年のものは【Eisenberg ORIGI-NAL】のサインです。
45年~58年は【EISENBE-RG】のブロック体です。
43年~48年もしくは41年~45年は戦争でメタル用の材料が不足していたため
【EISENBERG STERLING】の刻印です。
また同じ戦中に筆記体やブロック体で【E】のみの刻印もございます。
45年~58年は【EISENBERG ICE】の刻印です。
50年代から80年代後半まで、他の商品には刻印をやめてしまいましたが、70年代から再び主要ラインに【EISENBERG ICE】を使い始めます。
しかし、たいていのものは紙のタグにしか標章と言えるものはございません
Eugene(ユージーン) 1952年~1962年頃
Eugene(ユージーン)は、1952年~1962年頃に設立したコスチュームジュエリーブランドです。
ユージーン・シュルツはニューヨークのデザイン学校を卒業後、ブロードウェイの衣裳デザインなどを手がけていましたが、第二次世界大戦後にハスケルの工房で働き始めます。
その為、ミリアム・ハスケルの影響を受けた作家です。
そのハスケルのスタイルを受け継ぎ、ラインストーンよりもパールやビーズを多用しました。
1950年代には自身の名前で政策を始めるが60年代には操業を止めてしまいます。
彼は1964年に亡くなりました。
そのため、彼の作品は数が少なく市場に出回らず最近ではほとんどみることができません。
サイン:筆記体で【Eugene】と刻印されたものがポピュラーです。
EMMONS(エモンズ) 1949年~1981年
EMMONS(エモンズ)は、1949年~1981年まで創業していたジュエリーメーカーです。
EMMONS(エモンズ)はSARAH COV(サラコベントリー)姉妹店になります。
ニューヨークの隣、ニュージャージー州でSARAH COV(サラコベントリー)の創業者の、Charles H.Stuart(チャールズ・H・スチュアート)が、スタートしたコスチューム・ジュエリー・メーカーになります。
SARAH COV(サラコベントリー)の創業者の奥様キャロライン・エモンズの名前が付けられたジュエリーメーカーです。
サイン:ブロック体の大文字で【© EMMONS】。【EMMONS ©】。
Exquisite 1909年~CJ1977(2007)年~ ★CJはコスチュームジュエリー生産開始時期を差します
1909年から1914年WAP Watson(Walter Archibald Parker)株式会社が作っていたExquisite
というブランドのコスチュームジュエリーです。
会社はバーミンガムにあるホックレイヒルにある小さな工場でした。
しかし、1914年にWAP Watsonは、Augustus Harry PowerとClarence Oswald Flintに売却し、
2人は名前を変えずWAP Watson株式会社の名前を引き継ぎました。
第一次世界大戦後、2人はコスチュームジュエリーの技術を習得し、コスチュームジュエリー専門会社にして、
従業員の数も6人に増えました。
さらに1934年には125人の従業員に増え、バーミンガムにあるジュエリークォーターのハンプトンストリートに移転し、メアリーストリートにも会社を持ち、拡大して行きます。
しかし第二次世界大戦がはじまり、1937年~1954年はジュエリーの製造を最小限にしながらも製造を続けていました。
しかし、需要の増加で大きな場所が必要となり、1954年に、バーミンガムより14km離れたソリフル(Solihull)のヴァルカン通り(Vulcan Road)に移転しました。
ジュエリーに刻印が付けられるようになったのも、1950年代からで、それまで刻印はありませんでした。
そして1977年にゴールドプレートのフォトフレーム、ミラー、ピルBOXなどの商品も導入しました。
しかし、1977年に安価なジュエリーの競争で、ジュエリー製造を中止せざるを得なくなりました。
経営が行き詰まり、お土産用の商品も手がけ、スプーン、レターオープナー、ベル、シンブル、コレクターアイテムなど生産したり、Manor Leather Craftという名前で、革製品も手掛けるようになりました。
そして1989年~2000年にシルバーのクリスタルフレームやクルスタルの動物ギフト、チェダーミント(Tudor mint)で人気が出てきます。
チェダーミント(Tudor mint)を拡大する為、アメリカへ移転し2000年にソリハル工場を閉鎖しました。
2007年にWAP WatsonはTHE Watson Groupに会社を売却しますが、株は保有しています。
ラインストーンや、アバロンシェル、エナメル、ルーサイトの素材で、花束や動物などの美しいジュエリーやコレクターを大量に作った会社でした。
サイン:1950年代からサインが入るようになりExquisiteのブロック体で大文字です。