コスチュームジュエリーの歴史 & ジュエリーブランドサイン集 A~Z、数字
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<S>コスチュームジュエリーブランド&ジュエリーサイン集
SARAH COV(サラコベントリー)1949年~1981年終了後 1984年~1990年
SARAH COV(サラコベントリー)は、アメリカのニューヨークで生まれました。
多くの人気ハリウッドスターや、モデルさんたちが愛用し、またたく間にアメリカ中に広まった、とっても人気のあるコス
チュームジュエリーで、 トリファリやコロなどと並び、とても人気のあるジュエリーです。
サラコベントリーは、Charles H. Stuart(チャールズ・H・スチュアート)の息子ライマン・K・ス
チュアートが設立ジュエリーメーカです。
Charles H. Stuart(チャールズ・H・スチュアート)は1923年に死去されています。
ラインマン・K・スチュアートは、Charles H. Stuart(チャールズ・H・スチュアート)の孫娘
Sarahの名前をジュエリーメーカにしました。
1949年にアメリカの、ホームパーティー会場へ出張販売して、成功を収めました。
色々なメーカーからジュエリーを買い取り、自分の社名をつけて販売していました。
パーティー開催者にだけに配られた、1950~60年代のイニシャルモチーフシリーズは、とても人気があります。
1975年にはミスユニバースの王冠をデザインして有名になりました。
1981年会社はいったん手を離れ、1984年にカナダの会社が引き継ぎましたが、1990年頃に終了しました。
EMMONS(エモンズ)はサラコベントリーの姉妹店になります。Charles H. Stuart(チャールズ・
H・スチュアート)の奥様キャロライン・エモンズの名前がつけられています。
EMMONS(エモンズ)は、1949年~1981年まで創業していたジュエリーメーカーです。
サイン:【Covetntry】【Sara Covetntry】【SC】【Sarah】【Sarah Cov】【SAC】
Schiaparelli(スキャパレリ) 1931年~50年代後半
モード界の「シュールレアリスト」と言われた彼女は人を驚かせるのが大好きでした。
彼女の代名詞となったのが「ショッキングピンク」です。この鮮やかな色は彼女が生み出しました。
まだ黒いカクテルドレスが必要不可欠だった時代に、このショッキングピンクを
コレクションに加え、アートとファッションのコラボ図った第一人者でもあります。
彼女がパリのオートクチュール界に君臨し、一世を風靡した1920年代の終わりから
40年代は戦争に突入する社会の中で、服装を芸術としてとらえ自己主張し表現した
のがスキャパレリでした。
彼女の特徴の幻想的な作品は第二次世界大戦以前のものに多く見られます。
1931年に、パリでサロンを開き映画女優や舞台女優にとても人気でした。
この頃のジュエリーはサインなしが多いです。
第二次世界大戦に入るとアメリカへ移り、ニューヨークに支店をオープンします。
アメリカではより、大胆な色使いであらゆるガラスで色や形を使い大胆な作品が
多いです。
1973年パリにて他界されますが、ピエールカルダン、ユペールドジバンシィなども
彼女のもとで修業し影響を受けたと言われています。
サイン:1949年よりニューヨーク支店から発売されたライセンス製品の初期モデルには筆記体で
【Schiaparelli】の刻印がございます。
それまでのパリのメゾンではでざいんされたものにはほとんどサインはございません。
ブロック体の【SCHIAPARELLI】は54年から彼女がなくなるまで続いたようです。
ピンクのトルソーをかたどった、紙のラベルタグの裏には【Desi-gned in Paris, Created in
America】と書かれております。
Schreiner(シュライナー) 1940年~77年
Schreiner(シュライナー)は、ハリウッド黄金期の女優たちに愛されたブランドです。
ヘンリー・シュライナーはドイツ・バイエルン地方で鍛冶屋をしていました。
アメリカに渡り、1920年代に靴のバックルの制作を始め、40年代になってニューヨークでコスチュー
ムジュエリーを制作し始めました。
石を表裏に使用したり、花びらを立体的にセットした花モチーフなどユニークで、トップモデルや女優
たちが愛用して人気になりました。
ヘンリーの死後は、娘夫婦が会社を興し70年代まで製造が続きました。
サイン:横1行に【SCHREINER】、楕円の中に2行で【SCHREINER NEW YORK】。
底辺が直線になったかまぼこ形の中に【SCH-REINER JEWELRY N.Y.C】などで、どれも大文字のブロック体です。
STAR AND STARET 1925年~1960年
STAR AND STARETジュエリーは、シカゴにあるスターノベルティー社(Star Novelty company Inc)
が作りました。
1925年~1940年のジュエリーマークは『STAR』です。
1940年にSTARETという社名に変更しました。
スターのジュエリーは派手なデザインで、ホウロウ、高品質のラインストーンを使って人気でした。
『STARET』の刻印のジュエリーの時は、Eisenberg(アイゼンバーグ)より多くのストーンを使い
派手なジュエリーでした。
スタージュエリーは、ノベルティージュエリーも作っています。
スターの作るジュエリーは、ラインストーンは、優れたデザインと品質を卓越しています。
スターノベルティー社(Star Novelty company Inc)は1947年に操業を停止しましたが、
スタージュエリーは、1960年まで続いています。
サイン:ブロック体の大文字で1925年~1940年までは【STAR】。
【STARET】長方形の板のベースに刻印されたものや、ジュエリーの裏本体に刻印されたものもあります。
ST.JOHN(セントジョン/Saint John)
ST.JOHN(セントジョン)は母マリー・グレイさんと、娘ケリー・グレイさんの2代続いている
老舗ブランドです。
1962年に、アメリカのカリフォルニア州で創立した、高級ニットウェアのブランドです。
洋服はもちろんですが、ブローチ、ネックレス、バングル、指輪などのコスチュームジュエリーも
数多く作っています。
ST.JOHNは日本語に訳すと「聖ヨハネ」を意味します。
デザインも、クラッシックな中にも現代的で優雅さを兼ね備えた作品を発表しています。
ST.JOHN(セントジョン)の創業者は、母のマリー・グレイさんと、夫のロバート・グレイさん夫妻です。
母マリー・グレイさんがチーフデザイナーを務め、娘のケリー・グレイさんが共同
クリエーティブディレクターを務めています。
日本にも1987年から2014年8月31日までショップが全国に13店舗ありましたが、
今は日本市場から撤退しています。
母マリー・グレイさんと、娘ケリー・グレイさんは二人ともモデル出身です。
ST.JOHN(セントジョン)の広告塔は、有名モデルや有名女優に起用することでも有名です。
初代モデルを務めたのは娘のケリーさんです。
次にモデルを務めたのは、映画「プラダを着た悪魔」でも出演していたスーパーモデルのジゼル・ブンチェンさんです。
2006年は、ハリウッド女優のアンジェリーナ・ジョリーさんがモデルをしていました。
2010年には、イギリスのスーパーモデルで歌手でもあるカレン・エルソンさんがモデルです。
サイン:【ST.JOHN】【SJ©】などです。
sterling silver(スターリングシルバー)
12世紀頃、東ドイツのEasterling と呼ばれる、貨幣鋳造家がイギリスで銀貨鋳造を教えて以後、こ
の品位をスターリングと呼ばれるようになりました。
1300年代にイギリスの法定品位となり、1920年までイギリスの銀貨は「925」スターリング材で、鋳
造されてきました。
スターリングシルバー925 (sterling silver)は、 92.5%が純銀です。
他にも、シルバー900(コインシルバーとも呼ばれています)やシルバー800などもございます。
シルバーだけだと柔らかくて加工が難しい為、銅などの金属を混ぜて強度や耐久性を高めています。
Sterlingという言葉は、非常にすぐれた、りっぱな、信頼できる、正真正銘の、本物のというような
意味があり、さらに英貨のポンドの(略:S., stg.)のことをあらわす言葉でもあります。
これはイギリス銀貨が法定の純度をきちんと保ちつづけているからだそうです。
スターリングシルバーは、熱処理を行うことで時間とともに硬さを増す効果があるといわれており、貴
族の富の象徴のテーブルウェアや宝飾品に、多く利用されてきました。