<J>コスチュームジュエリーブランド&ジュエリーサイン集



JJ(ジェイジェイ)  1935年~2006年



JJ(Jonette Jewelry Company)社は、アメリカのロードアイランド州・プロビデンスに1935年~2006年まで設立していたコスチュームジュエリーメーカになります。

1935年にAbraham Liskerがアメリカのロードアイランド州・イーストプロビデン「Providence Jewelry Company」を設立し、コスチュームジュエリーを制作しました。

1937年に弟のNathanがビジネスに参加し、名前を「Lisker & Lisker」へ改名しました。

バレリーナやマザーオブパールなどのジュエリーを販売し人気となりました。

第二次世界大戦がはじまり、工場を閉鎖し一時的にジュエリー制作は終わりましたが、戦争が終わりLisker兄弟は、会社名を変更します。

彼らは両親の名前John と Ettaを組み合わせ、「Jonette Jewelry Co」へと社名を変更し、1944年にロードアイランド州にジュエリー会社設立しました。

Abraham Liskerは1972年に引退し、彼の息子B. Gordon Liskerが会社を引き継ぎます。

他の会社に一部生産を委託し始めました。

真鍮、ピューター、スターリングシルバー、エナメル、樹脂、ベースメタルなど使った、動物モチーフの楽しい作品や、植物モチーフ、エレガントなジュエリーを多く残しています。

アメリカでも多くのコレクターを持つ、人気のコスチュームジュエリー・ブランドで、 2006年まで制作を続けていました。

サイン:1970年からJJのサインです。【©JJ】
かわいい動物のモチーフジュエリーを多く手がけております。
また植物モチーフも、エレガントなジュエリーが多く素敵です。




JUDY LEE(ジュディ・リー)  1949年~1980年



アメリカのシカゴに1949年~1980年頃まで設立したコスチュームジュエリーメーカーが、JUDY LEE(ジュディ・リー) です。


Blanche Vianoと、Aldo Vianoの夫妻により設立されました。


JUDY LEE(ジュディ・リー)と言う名前は、夫妻の娘の名前にちなんで名付けられました。


1950年~1970年頃まで、サラコベントリーや、エイボンと同じ営業方法で、ホームパーティーなどで販売し人気になりました。


ミス・カリフォルニアのビューティーコンテストの公式の宝石職人(オフィシャルジュエラー)になり、各地で開催されるコンテストの美女達を飾り、『アメリカ一番の美女に認められたジュエリー』というキャッチフレーズでPRして人気になりました。


いくつかの作品には、最高品質のラインストーンを使用しているものや、伝統的なデザインのジュエリーなども制作しています。


1980年代頃までジュエリー制作をしていました。


サイン:1958年JUDY LEEの筆記体のサイン




Joseff of Hollywood(ジョセフ・オブ・ハリウッド)  1938年~



JOSEFF OF HOLLY WOOD(ジョセフ・オブ・ハリウッド)は、1938年にEUGENE JOSEFF(ユージン・ジョセフ)が創業者のコスチューム・ジュエリー・メーカーになります。

彼は、映画産業が繁栄したロサンゼルスに移動し、ハリウッド映画の為のジュエリーを制作します。

強いスタジオライトの眩しさを最小限に抑えるよう、映画に映えるジュエリーを開発し有名な衣装デザイナーWalter plunkettを助けました。

こうして、映画の為に作品を作り続けるJOSEFFは、ハリウッド映画のスタジオ内にジュエリー工房を持ちます。

「風と共に去りぬ」や「クレオパトラ」のなど、有名な女優たちが身に着けるコスチュームジュエリーを作ったり、アメリカのハリウッド映画を彩ってきました。

ハリウッドスターたちはJOSEFFの作品を希望し、映画の撮影以外でも身に着けるようになり、映画ファンにも、その人気に火が付きます。 「ジョセフオブハリウッド」のブランド名で、百貨店でも販売するようになり、ビジネスは急速に成長します。

事務管理で雇われたJoan Castle(ジョーン・キャッスル)と出会い1942年に結婚。

6年後の1948年にJOSEFFは不慮の事故で亡くなりますが、妻のジョーンが引き継ぎます。

Rita Hayworth(リタ・ヘイワース)、Dame Elizabeth Rosemond Taylor(エリザベス・テイ
ラー)、Marilyn Monroe (マリリリン・モンロー)、Grace Kelly (グレース・ケリー)、Bette Davis (ベティ・デイヴィス)、Ronald Colman (ロナルド・コールマン)などがジュエリーを着用していました。

サイン:1938年の創業初期には筆記体の【Joseff】の刻印ですが50年初頭からブロックの【JOSEFF HOLLYWOOD】が使われるようになりました。

ジョセフは飛行機事故で48年に亡くなりますが、妻のジョーン・キャッスルが引き継いでおります。

メタル型があれば量産できるため、ヴィンテージのものと現代ものを見分けるのは、難しい問題となっております。